エヌピー通信社:新政権に求めるのは「中小向け支援策の拡充」

 帝国データバンクが企業を対象に実施したアンケートによると、新政権に求める経済政策として最も多くの回答が寄せられたのは「中小企業向け支援策の拡充」でした。
 調査には全国の1,966社(大企業244社、中小企業1,722社)が回答を寄せました。新政権に求める経済政策は「中小企業向け支援策の拡充」が47.2%(複数回答)で最多。そのほか「物価高対策」が43.8%、「個人消費の拡大策」が43.6%、「個人向け減税」が41.2%、「人手不足への対応」が36.4%、「法人向け減税」32.5%などとなっています。

 回答した企業からは、「経済の活性化には中小企業の活性化が絶対条件。賃金の底上げを促す政策も必須と考える」(建設業)、「中小企業は雇用を維持するために賃上げをせざるを得ないが、粗利がないなかでは大変厳しい。中小企業をいかに盛り上げて成長につなげるかが重要で、その方向性と施策を示してほしい」(機会製造業)、「次の政権には場当たり的な補助金や給付金ではなく、税金を投入する以上その効果の実証も踏 まえて、実体経済に効果のある政策を考えてほしい」(飲食料品小売)、「消費税減税など国民の負担を軽減する政策を期待する」(自動車・同部品小売)などの声が寄せられました。
<情報提供:エヌピー通信社>