国税庁は、同庁ホームページ上において、令和6事務年度(令和6年7月から令和7年6月までの1年間)における法人税等の調査事績の概要を公表しました。
それによりますと、AIも活用しながら、あらゆる機会を通じて収集した資料情報等や申告書の分析・検討を行うことにより、調査必要度の高い法人を的確に抽出し、実地調査を実施しました。
その結果、追徴税額(法人税・消費税)の総額は3,407億円(前事務年度は3,197億円)となり、直近10年で最高値となりました。
また、法人税と消費税の実地調査の件数は5万4千件(対前年比▲7.4%、▲はマイナス)にのぼり、申告漏れ所得金額の総額は8,198億円(同▲15.8%)となりました。
実地調査による追徴税額の総額は3,407億円(同+6.6%)、調査1件当たりの追徴税額は6,342千円(同+15.4%)となりました。
なお、調査1件当たりの追徴税額は直近10年で2番目の高水準となりました。
追徴税額には加算税、地方法人税及び地方消費税(譲渡割額)を含みます。
源泉所得税の調査事績の概要をみてみますと、源泉徴収義務者数(給与所得)の件数は3, 552千件(対前年比▲0.5%)、実地調査の件数は6万4千件(同▲6.7%)にのぼり、源泉所得税等の非違があった件数は2万1千件(同▲5.1%)、そのうち重加算税適用件数は4千件(同▲2.1%)となりました。
そして、実地調査による追徴税額の総額は404億円(同+7.8%)、そのうち給与所得は264億円(同+1.6%)、退職所得は3億円(同▲48.1%)、報酬料金等所得は14億円(同+5.0%)、非居住者等所得は72億円(同+54.2%)となりました。
追徴税額の総額のうち、重加算税適用件数は126億円(同+4.8%)、調査1件当たりの追徴税額は633千円(同+15.6%)となりました。
追徴税額には、加算税及び復興特別所得税を含みます。
なお、追徴税額の総額は直近10年で2番目の高水準、調査1件当たりの追徴税額は直近10年で最高値となりました。
今後の動向に注目です。
(注意)
上記の記載内容は、令和8年1月12日現在の情報に基づいて記載しております。
今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。














