エヌピー通信社:日本FP協会が相談受付の状況報告

 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)はこのほど、2023年度に開催した無料相談会「くらしとお金のFP相談室」の実施状況を取りまとめ公表しました。同協会が全国各地で実施しているもので、生活全般のお金の不安や疑問についてファイナンシャル・プランナー(FP)に無料で相談できます。FPがライフプラン(生活設計)や家計管理などを提案します。

 「相談室」は札幌、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、広島、福岡の全国8カ所に設置されています。23年度の相談実施総数は731件(前年度754件)で、相談内容の上位3テーマは「ライフプラン」「金融資産運用」「家計収支」でした。「リタイアメントプラン」「保険」「年金」「住宅ローン」「教育資金」「相続・贈与」「不動産運用」が続きます。

 24年1月からスタートした新NISA制度が後押ししたかたちで資産形成への関心が高まり、16年に集計を開始してからはじめて「金融資産運用」が2位となりました。相談者は50代が最も多く、30~50代の割合が全体の約8割を占めています。
<情報提供:エヌピー通信社>