国税庁:2021年度e-Tax利用状況を公表!

 国税庁は、2021年度e-Tax(国税電子申告・納税システム)利用状況を公表しました。
 それによりますと、2021年度のe-Taxの利用合計件数は、約4,243万件で前年度に比べて6.9%増加しました。
 このうち、申告におけるe-Taxの利用件数は、約454万件で同5.6%増加しましたが、これらを含む主な手続きの利用件数の合計では、約2,804万件で同0.9%減となりました。

 項目別の申告関係の利用件数は、「所得税」1,529万1,265件(前年対比7.5%増)、「法人税」256万8,391件(同5.9%増)、「消費税(法人)」183万7,153件(同5.0%増)、「消費税(個人)」92万3,382件(同2.9%増)、「印紙税」9万3,839件(同5.7%増)、「相続税」4万4,035件(同92.7%増)、「酒税」4万165件(同6.0%増)と、e-Tax利用率は増加し、申告関係全体では、前年度に比べて5.6%増の453万9,548件となりました。

 また、申告関係以外の主要手続きでは、「給与所得の源泉徴収票等(6手続き)」が264万6,971件(前年対比6.4%増)と増加しましたが、「電子申告・納税等開始(変更等)届出書」436万8,892件(同28.4%減)、「納税証明書の交付請求」21万6,480件(同12.6%減)、「利子等の支払調書」7,095件(同5.3%減)と減少し、これらの合計は前年度に比べて18.2%減の723万9,438件となりました。
 なお、主な手続きのe-Tax利用率は、「所得税申告」が59.2%、「法人税申告」が87.9%、「消費税申告(法人)」が88.7%、「相続税申告」は23.4%となりました。

 2021年度の納付手段の割合は、納付件数合計4,795万件のうち、キャッシュレス納付件数は1,543万件で、その割合は前年度に比べて2.9ポイント増の32.2%となり、その内訳は「振替納税」が12.6%、「電子納税」18.0%、「クレジットカード」1.5%となりました。
 今後の動向に注目です。
(注意)
 上記の記載内容は、令和4年12月1日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。