売上(収入)を計上する時期(収入の計上基準)は、一般に取引が発生したときです。
 例えば、小売業や飲食業などのように商品を来店客に販売するケースでは、商品をお客様に引き渡した時点で売上に計上します。
 これが多くの業種で採用されている「引渡基準」です。
 しかし、業種によっては、下記に挙げた収入の計上基準を採用しているところもあります。

収入基準の種類 計上日(計上時点)
出荷基準 商品や製品をを倉庫や工場から出荷した日、船積みした日
納品基準 商品や製品を得意先に納品した日
検収基準 納品先が数量や品質などを確認し、検収通知を発行した日
検針基準 メーターで検針し使用高(電気・水道等)を確認した日
使用収益開始基準 商品やサービスなどを使用できるようになった日
役務提供完了基準 役務の提供を完了した日、サービスの提供が完了した時点
工事完成基準 工事が完成し、目的物をすべて引き渡した日
工事進行基準 工事の進捗度に応じて 各会計期間に分配(決算日)
割賦基準 割賦販売をした場合に、その割賦日が到来した日

 なお、これらの売上(収入)の計上日については、継続的な適用を行う必要があります。
 計上基準を頻繁に変更する(例えば、当期は「引渡基準」を計上し、翌期は「検収基準」で計上する)と、税務調査では利益操作・租税回避とみなされてしまいます。