株式投資などで得た利益を一定期間非課税にする「NISA(ニーサ)」の昨年末の口座数が、前年同期比で13.7%増の737万口座だったことを日本証券業協会が公表しました。昨年「つみたてNISA」がスタートしたことが口座数の上積みにつながっています。

 NISAの口座数は2016年末には前年同期比で6.4%増、17年末は3.2%増と、一定の増加はあるものの伸び悩んでいました。しかし18年末は13.7%の増加で、制度開始2年目(15年)以来の二桁台の増加となりました。

 急増の要因となったのはつみたてNISAの創設です。一般のNISAが毎年120万円までの投資の利益が5年間非課税になる制度であるのに対し、つみたてNISAは毎年40万円までの新規投資を上限に、投資で得た分配益や譲渡益が最長20年にわたり非課税になる制度。18年末の737万口座のうち、一般のNISAは685万口座で、つみたてNISAは53万口座でした。

 口座開設者の投資経験の有無を見ると、一般のNISAの開設者で経験がなかったのは35.2%だったのに対し、つみたてNISAの開設者は59%が未経験でした。投資を始めるにあたって、少額投資が長期にわたって非課税になるつみたてNISAを選んでいることが分かります。
<情報提供:エヌピー通信社>